キングダム

キングダム810話ネタバレ考察!謄が指示したことは正しかった?

キングダムの最新話が9月5日に公開されました。

今回は、謄と剛京という秦の長官との意見の食い違いで、龍安や南陽城がどうなるかにかかっている回でした。

剛京は、龍安を処罰するの1点張りですし、謄はそれは不利益しかないので、処罰は認めんとする、という意見の対立でした。

キングダムネタバレ最新話の感想

剛京が龍安を処罰するなら関係者を全員斬る

前回の考察通り、謄は龍安たちを処罰することは断じて許さず、剛京を斬ってでも止めようとしていました。

それは、今までの常識を続けるのではなく、新たな時代のために無暗な攻撃や辞めようと考えているからです。

剛京は、侵略側が何でもありとし、将来的に仕返しをされないようにすべてを処分するという意見でした。ただし、どちらの立場が上かが分からないので、いったん咸陽へ確認することで龍安の命は助かりました。

剛京の指示は誰がした?

謄の性格や、むやみに攻撃をしないことを知ったうえで、今回の総大将を任せられたと考えるべきです。そうなると、剛京もその意思を伝えられており、龍安を生かすという選択肢になるはずが、なぜか意見が対立しました。

剛京は、咸陽からやってきた役人のはずですから、誰かの指示により龍安の処分を伝えられているはずです。おそらく、昌平君とかではなく、もっと別な誰かが指示をした可能性があります。

 

キングダムネタバレ810話の最新話考察

剛京への指示は李斯がした可能性

剛京が独断で勝手に南陽城へやってきて、勝手に仕切るなんてことはないと思われます。つまり、誰かの指示により剛京は龍安への処罰を言い渡されたはず。その人物こそが李斯です。なぜなら、昌平君や昌文君、そして嬴政は、龍安の処罰を指示した可能性が低いからです。

キングダム中の3人の性格を考えても、謄を送りだしたことから違うと考えられます。だとすれば、法律のプロでもある李斯が剛京へ支持をだしたのではないかと推測されます。

今回は謄の意見が優先される

もし、謄の意見が消されてしまうと、謄そのものの立場も危うくなってしまいますし、南陽城や龍安はいなくなるため、この先の韓攻略はかなりしんどくなってるでしょう。

だからこそ、謄は龍安を生かすという選択肢を取り、曲げようとしませんでした。今回はどう考えても謄の意見が優先され剛京は処罰されるか、咸陽へ帰らされるかのどちらかになるでしょう。

やはり、謄は最大限の責任を持っているわけですから、たまたまでてきた人物に負けるわけはありません。しかし、今回は信たちの出番がなかったのは意外でしたね。

龍安は謄へ最大限の忠義を尽くす

龍安は、死をも覚悟していましたが、謄の一声により命を救われました。結果的に謄は南陽城の人々の心をもつかむ可能性がとても高いです。当然、龍安も命を救われたわけですから、謄の意見は最大限聞き入れるはずです。

ただ、何らかの裏がある可能性はあるので、深読みは必須ですが・・・。やはり、韓非子のようなちょっと癖のある人物のような気もします。南陽城の人々の半のを見る限り、龍安は独裁者的な感じではなさそうですが。

剛京の分からず屋

今回のお話は南陽城の戦後処理と、剛京の横暴さが際立っていましたね・・・

まあ剛京の言い分も解りますよ!

秦のこれからのためにも逆らえばこうなってしまうのだと、キッチリと見せしめとして責任者の処分をしないと国の治安は維持することは難しいですからね。

でも見る限り龍安を斬首するのは得策ではないでしょう。

民の反応を見れば相当に慕われている人格者らしく、この時代においては珍しい徳の高い人物なのかもしれません。

上手く懐柔すれば秦の戦力になるのではと考えているのか、騰は彼の助命を意見すると、複雑な思惑が考察しているようです。

どうなっていくのでしょうか?

剛京の言い分

龍安を斬首にするのは常識だと言い切ってしまう剛京の言い分も解ります・・・

何せ戦乱の時代なので城の主の首を落として、そこにいる民に支配者が変わった事を示すのは道理なのですが、流石に今回は見送るべきではないのでしょうか?

しかも龍安はとても優秀な人材です。

普通なら我先に逃げ出すはずが、民のために戦争責任を果たす為に残った事を考えれば、彼の助命は当たり前の事なのですが、時代が時代なので解って貰えないみたいです。

剛京はただマニュアルどおりに戦争責任を果たそうとしているワケでも無く、今後の南陽城の支配を考えれば、至極真っ当な事をしているのです。

しかし騰の考えは先を見据えているのです!

騰の見据える先

今回の処刑に待ったを掛けた騰は、中華統一を果たした時代の先を見据えた行動を取っていると言えるでしょう。

確かに今回の戦争責任者である龍安を斬首するのは当然の行為ですが、それでは民の心は掴めないと言いきる事から、彼はこれからの支配を見据えているのでしょう。

中々に先見の明がある騰です。

無理矢理に秦国の憲法を押しつけて、その上に親しまれていた城主である龍安を殺してしまえば、後々に大きな反発を生んでしまうことは自明の理です。

そんな状況を起こさせないためにも、龍安を活かして民を上手く懐に取り入れるべきだと言う騰の言い分は、確かに効率的な支配とも言えるでしょう。

剛京は譲らない

これからの支配を考えるにあたり南陽城の支配は恐怖政治で取り締まる事を拒絶する騰ですが、剛京にとってはそれは理想論であり空論だと思っているのでしょう。

まあこういう考え方をする将軍は普通はいないものですからね。

普通の場合は城を落としたら城主は斬首して、逆らう者も斬首していくのが当然の世界ですから、騰のいきなりの進言は流石に納得のいくモノではないのでしょう。

剛京から見れば騰が気が触れたのかと思うくらいに驚いていると思います。

でも現在の視点から見れば、彼の様に先読みの出来る利益の出る支配を考えられる人材は、貴重な存在と言えるでしょう。

しかし剛京はそんな騰の提案を受け入れる事はできず、マニュアルどおりに斬首すべきだ譲らないなど、頭のお堅い人物なのでしょう。

改革路線で行く人間と、継続路線で行く人間は交わりにくいですからね・・・

戦争の責任

今回のお話で戦争の責任を説く騰は、一国を預けるに値する人物だと言えます。

戦争で蹂躙した国の民のことを考える騰の想いは、彼なりに戦国時代に生きる人間の持つ生き方の中ではあまりにも異色なのでしょう。

現に仲間にも武将が考えることではないと言われてしまう始末。

でも騰は六大将軍に与えられた戦争の自由と、今の六将の戦争の責任が付随すると考えているようです。

武力を持って民を踏みしだく後に、そこに住まう人間達の生き方にも責任を持つことも将軍の責任だと言い、ここでそれを疎かにすれば後々に問題になると考えているのです。

確かに秦はこれまでに色々な大問題を起こしてしまい、他の国からの評価は最悪です。

これからの事を考えれば、上手く渡り合っていく政治的な知識も必要になります。

本来ならば武将ではなく、王様が考えることなのかもしれませんが、今、目の前の戦場を見据えている騰だからこそに、この南陽城の支配を穏便に考えているのでしょう。

河了貂から見た騰の評価!

今回の貂の視点から見た騰の姿は、異色に写るも驚愕するほどの才能を感じたと思います。

作中の中でも韓の攻略を何故に騰に任せたのかと疑問に持っていた貂から見れば、彼の政治的な視点は、これからの戦争に必要不可欠な方法と言えるでしょう。

ただ力で押し切ることは簡単ですが、武力だけで支配を推し進めても、やがて大きな破綻を招いてしまう事は既に経験している事です。

これまでの敗退を見据えての反省を活かして、冷静な意見と判断を持つことのできる騰は、理想の武将なのです。

龍安はどうなってしまうのか?

とりあえず今回のお話では龍安の処刑は免れました。

これには龍安も騰に感謝していると考えられます。

ここから上手く龍安を秦の陣営に取り込む事が出来れば万々歳なのですが、やはり難しい事なんでしょうね。

簡単に掌を返す人間が信頼できるのかと、難しい部分もありますし、まして龍安のように優れている人間ならば、斬首にしてくれと言い切るかもしれません。

今まで敵対していた陣営に組み込まれていく事は容易ではなく、後ろ指も指されてしまうし、何よりも忠義に反すると悩むのかもしれません。

しかし騰の身を挺した助命嘆願に恩を感じないワケも無いので、もしかしたら秦の陣営に加わってくれるかと思います。

こういう人は是非に秦の陣営に加わって欲しいですね。

剛京は何をするのか

今回のお話で面白くないと感じているのは剛京かもしれません。

まあ文官である自分の意見を真っ向から反対する騰の存在を疎ましく思い、何かをしでかしてくるのではと考えてしまいます。

何分に悪人顔のおっさんですからね・・・

下手をすれば騰の命を狙ってくるような事をしでかすのかと、不安がよぎりますが、今のところは様子見となりそうです。

ただこれからの南陽城の支配に関して衝突しそうな感じがするので、騰の事を排除する動きを見せている可能性があるでしょう。

隆国の手腕!

今回のお手柄は隆国の取り持ちだと言えるでしょう。

騰と剛京の間に生じていた互いに譲れない思想と思惑と、二人の間に衝突が起きそうな中で、朝廷に意見を具申すべきだという隆国の意見は一時的に二人を納得させます。

こういう時は、まずは上に意見を求めるべきと、報告連絡相談が大事だと解らせてくれますよね。

どんな時代でもやはりホウレンソウは大事という事です。

しかし朝廷が龍安の処刑を決定してしまえば、騰はどんな対応をしてしまうのでしょうか?

素直に意見に従うのかと気になるところ。

隆国も騰の行動に何を思っているのか、彼の心内も知りたいところですね。

信は何を思うのか?

今回はガヤに立つ事になってしまった信と、彼が戦争以外に考えなければいけない、将軍の役目を知った瞬間とも言えるでしょう。

作中でも幾多の強敵を倒してきた信ですが、彼に政治が出来るのかとふと考えてしまうほど、彼が中華統一後にどう過ごせるのかと気になるところでもあります。

成長の著しい信ですが、これからの事を考える中で、信が将軍として先を見据える事を考える様になるのかと、彼の成長の切っ掛けともなるのかもしれません。

今後の時代に武力だけではなく、政治や知力も鍛えなければいけない信。

彼にはやることが山積みですね。

まとめ

今回は南陽城を巡る戦争責任を問う緊迫感のある内容で進んでいきました。

龍安を斬首にすべきと、すべきではないとする剛京と騰の意見の衝突など政治劇を思わせる内容で進んでいきました。

中々に譲れない想いがある中での自分意見を通す騰の生き様には、彼の積み重ねてきた人生の重みがあると感じます。

多くの仲間の死を見てきた故に、生きて先の時代を観なければ行けないことや、中華統一を果たす事に全力を賭ける騰の想いはどう時代を動かしていくのかと、気になるところですね。

 

ABOUT ME
予想屋さん
ワンピースやキングダムなどの、漫画やアニメを見るのが生きがいな人。その先の展開を妄想するのが好きな人物です。ワンピースで好きなキャラクターはジュエリーボニーで、キングダムは河了貂です。