ついに雌雄決する事となるも韓に協力する砦は少なく、兵力不足に陥ってしまう事態に。
一体これはどういう事なのかと動揺を隠せない韓王都圏連合軍サイド。
しかし援軍が望めなくとも韓には十六万人の軍勢がいると英呈平原へ向け出陣を開始してしまう事に!
そんな混迷の戦場を前に訪れた秦の使者・条世。
彼の語る現在の南陽の姿に、動揺を隠せない王安王。
はたしてこの戦の行方は何処に向かうのか!
目次
キングダムネタバレ最新話考察
洛亜完、博王谷出撃!
遂に始まってしまった韓VS秦の大戦争と、雌雄決する戦場へと向かう事になる洛亜完、博王谷は、十六万の軍勢を引き連れて騰が率いる秦軍を討つ為に英呈平原へと向かいます。
ページを埋め尽くす程の大軍勢の動きからも伝わるように、まさに生きて帰らない気迫を感じる韓王都圏連合軍ですが、兵力は十六万みたいです。
この人数は決して少なくはありませんが、どうやら期待していた援軍は望めなかったようですね・・・
まあ南陽側の件が上手く働いているらしく、援軍を抑えてくれているみたいですが、韓王都圏連合軍は総力戦で挑んできたみたいです。
しかし守りの要でもある洛亜完までも出陣させてしまうとは、士気を減らしたくない気持ちは解りますが、これは悪手になるのではと思います。
しかし韓にとって秦をここで討ち取らなければ滅亡は避けられないと、全力で全ての武力を向わせなければいけない状態と、そこまで追い詰められている様子ですね・・・
寧公主の想い
洛亜完軍の出撃を見送りながら、彼の武運を祈る寧公主。
彼女の心中は複雑かも知れません。
以前に出会った騰という人物に対して好意を寄せているような感じの寧公主。
彼は洛亜完を認めてくれた人物でしたから、互いにぶつかって欲しくないと思っているのでしょうね。
これってやっぱり寧公主は騰の事を好いているのでしょうか?
また騰に惚れてしまう女性は多いと思いますけど、決して相容れない関係と悲恋の臭いがします。
そんな彼女の複雑の想いの中で、さらに混迷を運んでくる早馬の姿。
どうやら南陽の使者の様です・・・
使者・条世!
今から戦が始まるかも知れない状況の中で、まさかの使者の登場と、これは流石に動揺を隠せない事でしょう!
当然にざわめきだしてしまう新鄭。
何せ秦の使者の中に見知った顔があったのです。
それは賢人・条世の姿だったのです!
その彼が使者として訪れているなんてと、韓にとっては動揺を隠せないでしょう。
普通なら既に殺されている筈の人間ですからね。
当然に彼に質問する人間が続出してしまいます。
家族は無事なのかと、南陽はどうなってしまったのかと、ざわめく中で落ち着いて問いかけるのは宰相・張氏でした。
何用なのかと本来の秦の使者である関孫が答えていく事になります・・・
張氏は譲らない
関孫と条世が秦に使者として訪れたのは、騰の代理としてでした。
これは今回の秦の軍勢を率いる将軍からの直接の交渉とも言える事でした。
しかも元は韓側の人物である条世までも引き連れてくるとは、流石に動揺を隠せないようです。
そして語られるのは現在の南陽の姿と、無血開城となった南陽は略奪の憂き目に遭っておらず平和に過ごしているとの事を語っていきます。
秦と韓の理想郷となっていると告げましたが、当然、信じて貰えなくなってしまいます。
でもそんな疑心に答える様に条世は南陽は無事だと語ってくれました。
家族も無事で何も奪われていないと言い、城主である龍安も無事で役職も財産もそのままと、条世は訥々と語って生きます。
これには韓にとっては信じられない事と、皆が動揺している状態。
このまま無血開城すれば、秦と敵対する事無く、戦を終えることが出来ると語りますが、宰相の張氏は黙れと一蹴します。
寧公主、動く
宰相の張氏は条世が秦に下ったと考え、まったく交渉を聴こうとはしてくれません。
むしろ徹底抗戦をしろと焚き付けてしまう始末。
まあこれも仕方がない事ですよね。
今まで秦と韓との間では幾度なく奪い合う戦が何度も繰り広げられていき、苦い記憶が刻まれていますから、そう簡単に信じて貰えるわけがありません。
騙されて全てを奪われると完全に秦を信じない様子の張氏。
まあこのおじいちゃんがこれだけ秦に対して怒るのも仕方がない事です。
簡単に信じて貰えず、本来なら打ち首になってしまう筈の関孫と条世ですが、条世の功績を認めて送り返されるようです。
しかしその日の晩に動く一人の姿、それは寧公主でした。
牢に囚われている条世に現在の南陽の様子を訊ねるのですが、彼から驚くべき事が。
どうやら条世が使者になったのは、騰の伝言を伝える為だったのです。
はたしてその伝言とは?
キングダムネタバレ815話の考察
条世が伝える伝言とは?
今回のラストで明らかになった衝撃の事実。
条世が今回、使者として訪れたのはなんと寧公主に伝言を伝えて欲しいとの事でしたが、これは一体どういう意味なんでしょうか?
まず考えられるのは寧公主から王安王に直訴して欲しいのではと考えられます。
秦の言うとおりに下って欲しいと頼み込んでくれと、そんな大胆なお願いだとは思えませんが、たぶんは説得関係の伝言の可能性はあります。
元々、韓には韓非人がいましたよね?
あの韓非人が信の発した、人の本質は火であると言った事から、秦には望みがあるのではと、韓非人が突き動かされた経緯もありました。
人が人でいる法治国家建国は秦なら可能ではないのかと、寧公主の心は揺れ動いていると思われますが、はたして王安王に伝える事が出来るのか不安になります。
寧公主、囚われてしまう
さて騰からの伝言を受け取ることになった寧公主ですが、次回では張氏によって閉じ込められてしまうのかと思います。
今回の牢屋での一件が、張氏の元に届いてしまい、王安王を裏切るつもりですかと、寧公主を王安王から遠ざけて、騰の伝言をつたえなくする可能性があります。
こうなってしまえば一大事。
もはや説得できない状況になってしまいと、このまま秦と韓は衝突してしまう状況になりかねません。
そうなってしまえば、最悪の事態となってしまいますね・・・
寧公主の説得は成功する
とりあえず現在の問題は騰の伝言を聴いた寧公主が王安王を説得出来るかどうかに掛かっています。
もし王安王の心を動かす事が出来れば、戦はしばらく待った状態にされ、南陽に使節団が送られて現在の様子を見に行く展開もあり得ます。
まあこうなれば、一番平和的な解決が見出されるかもしれませんが、これで面白くないと思うのが、やはり張氏です。
あのじいさんは、何かやらかしそうな予感がします。
簡単に説得に応じることは無く、よもや騰の言葉を信じた寧公主を排除するかもしれません。
何かと雲行きの怪しい雰囲気がしてきましたね・・・
秦VS韓 話し合う
次回は英呈平原から始まると考えます。
秦と韓が軍を動かす中で、洛亜完と博王谷の元に秦からの使者が訪れ、今回の戦を始める前に待って欲しいとの交渉が行われるかと思います。
騰が自ら洛亜完と博王谷と交渉し、王安王に伝言を伝えたと言い、二人を説得する話しになるのではと考えられます。
でも当然にそんな事を聞き入れてくる事は無く、戯れ言を言うなと洛亜完と博王谷に斬りかかられるかも知れません。
しかし騰は微動だにせず、諭すように秦の望んでいる法治国家建国を語り、戦を始める前に王安王に伝言をと言い、戦を見送る様にと言って去るかもしれません。
洛亜完と博王谷はどうなるのか?
今回の韓との戦争は、上手くすれば血が流れる事態は避けられるかもしれませんが、これは国を守る将軍としては受け入れがたい提案になります。
何も抵抗せずに国を明け渡し、しかも何も奪われないで済むとは、絶対に信じて貰えない事ですからね。
下手をすれば洛亜完と博王谷は、王安王の言葉を無視して騰と戦う可能性もあり得ます。
何せ今まで秦には煮え湯ばかり飲まされていますから、そう簡単に受け入れる事はできません。
まして将軍となれば、なおさらです。はたしてどうなってしまうのか?
まとめ
さて今回のキングダムですが、韓と秦の戦が開始される前に、水面下では交渉が行われていると、政争劇が静かに繰り広げられている状況です。
できる事なら話し合いで上手く片付けば良いのですが、それだけで戦争が回避出来たら苦労はありませんからね・・・
中々に難しい問題とも言えるでしょう。
今回のこの戦の未来を似合うのは寧公主となりそうです。
彼女の決断と行動が、どのように未来を紡いでいくのかが心配ですが、先行きは暗そうです。
何せあの張氏がいますからね。
あのおじいさんも何かを失ったのか、温形のおじいさんみたいな過去があるのでしょうか?
はたして騰の思いは通じるのかと、次回のキングダムに期待しましょう!