英呈平原に訪れた彼女に騰は何を語るのか?
これは狡猾な罠ではないのかと韓国の運命を握る事になってしまった寧姫は、騰の言葉に耳を傾けます。
そして彼から語られるのは驚くべき提案でした!
命を賭けた兵士達の激闘の戦場から離れた地で起きる、もう一つの戦い。
言葉を交わす戦いの行方は何処に向うのか?騰の語る言葉に、寧姫は何を思うのか!
目次
キングダム最新話感想
条世の懇願!
さて今回の物語は英呈平原から離れた場所で寧姫と騰が出逢った事から始まります。
まさか寧姫が自ら戦場に赴くこととなるとは、これは予想外の行動ですよね。
なんで彼女は戦場へと赴く決意をしたのか?
その裏では使者である条世の活躍があったからだと言えるでしょう。
話しは開戦前に戻り、使者として訪れた条世は何とかこの戦を止めようとしていましたが、裏切り者と罵られ、牢獄に囚われてしまいます。
そんな彼を訊ねに来た寧姫に、英呈平原に来て欲しいと命懸けの懇願をしてきます。
さすがにこれは下手をすれば命を奪われかねない交渉とも言えるでしょう。
しかし条世の言葉は韓国の民を救うべく懸命なまでの言葉であり、死を覚悟した進言とも言えるでしょう。
寧姫の想い
条世の言葉に寧姫はどうすべきか悩んでいる様子です。
彼が命を賭けて英呈平原に訪れて欲しいと告げた言葉は、聡明な寧姫の心を動かす事に成功しますが、この裏には騰が絡んでいると悟ってしまいます。
さすがは寧姫です。
王様を直接呼び出す事なんて出来ませんから、自分なら呼び出す事が出来ると悟り、騰が独断で秦国に内密で交渉しようとしているまで見抜いてしまいます。
要するに騰は秦国の意志に背いてまで、和平交渉をしているのだとすれば、これは騰も危ないのではないのでしょうか?
厄介な状況には変わりがありませんが、寧姫はそんな騰との会談で、韓国の民を守る事が出来るのならば、僅かな可能性に賭けるみたいですね。
そして会談へ
で、ここでようやく会談が始まるわけですが騰と寧姫が顔を合わす中で、周囲の部下達は剣呑な表情で、今にも飛びかかりそうな程に一触即発状態となっています。
寧姫の部下はここで騰を倒せば戦を回避出来ると考えてしまいます。
確かに騰を倒せば戦は回避出来るかもしれませんが、そもそも騰を倒せるのでしょうか?
数に任せて騰に一斉に襲い掛かればと考えますが、そんな行動はすでに騰に見抜かれており、もし襲い掛かれば返り討ちに遭ってしまうと、寧姫側の兵士達は怯えてしまいます。
さすがは騰です。
相手も彼の恐ろしさは知っているのでしょうね。
古株の老兵が襲う気は無いと釘を刺し、騰と寧姫の会談を見守る事を誓います。
そして騰と向き合う事になる寧姫。
でもここで思いがけない行動をしでかします!
寧姫ビンタ炸裂
騰と向き合う事になった寧姫ですが、向き合うなりにいきなりのビンタをかましてしまいます。
これには周囲の人間も唖然としてしまうなど、全員も言葉を失ってしまう衝撃な展開です。
これって騰でなければ、もう交渉決裂になっている状態ですよね。
寧姫って以外に豪胆と言うべきか、韓非先生を死なせた事を怒ってきます。
あの件に関しては騰に何の落ち度もないと思うのですが・・・韓非先生の事を心から尊敬していた寧姫にとって、騰の存在は複雑なのでしょう。
そんな彼女のやるせない怒りを受け止めてくれた騰・・・まさに紳士というべきか、武将の鏡とも言うべき対応で韓非先生の死について謝罪を告げてくれます。
・・・本当に出来た人だな。
騰って間違い無く政治家になってほしい人間ですよね。
そんな騰の誠実な対応に寧姫も感情的に手を挙げたことをお詫びしてくれます。
そして始まる和平交渉!
はたして上手くいくのでしょうか?
韓の民を救う方法とは?
さて騰と和平交渉をすると思いきや、なんと騰は和平交渉ではなく、韓の民を救う為の交渉に訪れたと寧姫に告げてきます。
確かに条世も和平とは言わず、韓の民を救う為の交渉と言っていました。
なんか紛らわしいな・・・で、当然に怒る寧姫に、騰は続けてしまいます。
韓国は滅ぶと!
秦はこれから韓を滅ぼす為に軍を送り込んでくると言い、もし例え退けても、これから秦は韓を滅ぼす為にずっと向ってくるとも言ってきます。
そうなれば韓国の民に多大な犠牲者が出るかもしれない。
韓は救えなくとも、韓の民は救えると語る騰。
新鄭攻略は韓の民を根絶やしにすることではないと、韓の統治権を秦が譲り受けること回避出来ると言ってきます。
これは中々に思い切った交渉ですね。
韓国は滅びてしまうも、国に住む民は救えると訴える騰の言葉に、はたして寧姫はどう動くのでしょうか?
キングダム最新話・第820話の考察
寧姫は、どう動くのか?
騰にはっきりと韓国が滅んでしまうと言われてしまった寧姫ですが、彼女は素直に降伏を受け入れるのでしょうか?
これはさすがに降伏を受け入れがたいと思います。
民が巻き込まれないように降伏しろと言うも、そんな事を、はいそうですね!と、言う事は出来ないです。
下手をすれば民を巻き込んで、最後まで徹底抗戦に出るとでも言いかねない状態です。
でも寧姫は心からそんな事を望んでいる様子は無いと思います。
もしかしたら騰の言葉を受け止めて、無血開城を受け入れてくれるかもしれませんが、これは危ないフラグではないでしょうか?
寧姫と交戦するのか?
今回の騰の言葉に寧姫は、どう受け止めてくれるのでしょうか?
戦を回避する為に王に交渉を持ちかけてくれるとは考えないにくいです。
相手も王族なので支配権を相手に譲渡することになれば、それは王としてのプライドを捨ててしまう事になります。
そんな事を受け入れる事は容易ではありません。
もしかすれば騰をここで倒すと言ってしまい、ここで彼と交戦するのではと考えられます。
むしろ韓国側の兵士達はそんな事を受け入れてはくれないでしょう。
ここで騰を討て!
と、剣を抜いて襲い掛かっている可能性もあります。
もしそうなれば・・・もはや戦争の回避はできませんので、ここは慎重に行動すべきです。
絶対に感情的になって欲しくはないですね。
飛信隊はどうなっているのか?
さて現在の戦場はどうなっているのでしょうか?
洛亜完と博王谷に信と現在も戦場で激闘中なので、もし寧姫が来れば、戦争は止まるのでしょうか?
でも簡単に戦場の波が止まるわけではないので、ここは誰かの命が散ってしまう可能性もあり得るでしょう。
少なくとも韓国側の洛亜完と博王谷のどちらかは散ることになるでしょう。
そんな状況になってしまえば、寧姫はその犠牲を受け入れてくるのでしょうか?
誰も死なないで進んで欲しいのですが、この状況下では誰かの命が散らないと冷静になってはくれないでしょう。
寧姫ははたしてこの戦を止める決意を持つ事が出来るのでしょうか?
騰は死ぬのか?
今回の英呈平原の戦いでは大勢の命が失われていますが、騰の死亡フラグがビンビンになっている事から、今回の戦で命を落とすのではと気になってしまいます。
はたして騰は死なずに、この戦を終える事が出来るのかと、気になるところでもあります。
もしかしたら寧姫を守る為に死んでしまうのではと、そんな嫌なフラグが出ている感じもします。
韓国の民を救うために動く騰。
彼の献身的な姿が高評価されるなら良いのですが、彼の様な人徳者は長生きできないのが常ですからね。
できれば死んでほしくはありませんが、どうなるのでしょうか?
寧姫は死ぬのか?
さて今回のお話で寧姫の死亡フラグも大きくなってきました。
もしかしたら彼女も死んでしまうのではないのでしょうか?
王に対して意見し、怒りを買って斬られてしまうのではと、死亡フラグが目立っています。
もしくは寧姫が暗殺されるのではと、そんな可能性もあり得るでしょう。
彼女にも死んで欲しくはないのですが、彼女の死亡フラグも顕著に見えかくれしているので、危ない感じがしています。
はたして、無事に事が進むのか?気になりますね。
まとめ
騰と寧姫の密談と、緊迫の内容でしたが、中々に難しい交渉だと思います。
国を守る為に王を守るのか、それとも民を守るのか?
この二者択一には答えはありませんから、妥協できる部分を見つけるしかありません。
でもその代償があまりにも大きいと、交渉は難しいでしょう。
騰は紳士に向き合っていることから、寧姫の心を動かせるとは思うのですが、先行きの怪しい状態でもあります。
はたしてこの状況を打破できるのか?戦はどうなってしまうのか?先がまるで読めません。
騰の言葉をはたして寧姫は、どう受け止めてくれるのか?
自らの犠牲を代価にして動けるか?彼女の決断が、国の命運を分けるとも言えます。