愛すべき国を守る為に命を掛ける韓軍十九万人を前にして怯え際立つ秦軍十六万人。
圧倒的なまでの戦力差と練度差の前にはたして騰の取るべき行動とは?
互いの存亡を掛けた運命の一戦と、この戦いが歴史を決めると運命の決戦の前に勝利はどちらに傾くことになるのか?
両軍が対峙し開戦目前を向かえる英呈平原。
中華全土が注目する戦いが、今始まろうとしています!
目次
奮い立つ韓軍!
さて今回の始まりは洛亜完の飛ばした檄に反応する兵士達と、韓側の兵士達の士気は盛り上がっている様子です。
何せ国土を守る想いを旨にして決意を固めていますからね。
愛する家族を守る為には、侵略者となる秦を倒さなければいけないと、士気も上がる筈です。
英呈平原を激しく揺らし響く韓の兵士達の洛亜完コールと、まるで大津波の様に鳴り響き、地面が叫んでいる様にも見えています。
そんなすっかりと韓軍を奮い立たせてしまった洛亜完の檄は大成功と言えるでしょう。
そんな韓側の士気の凄さに完全に押されてしまっている秦の兵士達・・・
完全に動揺してしまっています。
でも無理はありませんよね。
あんな今からヤル気を見せている連中を前にすれば、弱きにもなってしまいますね。
副将・博王谷からの檄!
そんな状態の中で負けじと檄を飛ばすのは副将の博王谷!
彼もまた秦を恐るるに足らずと韓軍の兵士達の士気を上げてきます。
そして秦の兵士達は強制的に集められてしまった士気も練度も薄い兵士達の集まりだと、徹底的にディスってきます。
ここまで言われても何も言い返せないと秦側と、完全の博王谷の気迫に押されてしまっています。
秦側の兵士達も、そうなのかと、どよめいてしまう始末。
完全に相手の気迫に飲まれていると、弱気な雰囲気を見せてしまいます。
これはもう完全に勝負が決まってしまっているんじゃないんでしょうか?
すでに気持ちで負けているとなると、いざ戦が始まれば逃げ出してしまう兵士も出てくる可能性があります。
この状況をどうひっくり返すのか?
怪しい雲行きになってきましたね・・・
騰は何を言うのか?
侵略者を打ち倒せと、こちらの方が練度が上だと、洛亜完と博王谷の言葉に士気を上げていく兵士達の勢いは凄まじく、その声は秦側の兵士達を動揺させていきます。
完全に秦の兵士達は怯えている様子で、今からあんな連中と戦わなければいけないと、これは負けてしまうと、完全に弱きモードを見せていますね。
こんなに弱気な状態で戦う事ができるのかと思ってしまいますが、実際に戦う側にとってあんな集団を前にすれば、怯えてしまうのも無理はありません。
しかも数では三万の差もある状態なので秦の圧倒的なまでの戦力差は埋められません。
ここは洛亜完と博王谷に負けない程の演説をしなければいけなくなってしまいました。
はたして騰は何を言うのか?
耳を傾けよと静かに動揺する兵士達に告げてきました。
はたして騰は兵士達に何を呟くのでしょうか?
軍の強さとは
さてここで動揺を隠せない秦の兵士達に騰が軍の強さとは何かと問いかけてきます。
練度を重ねてきた正規軍と寄せ集めの新兵。
どちらが戦えば勝てるのか?
それは練度を上げた時間ではなく、いかに実戦を向かえてきたのか?
そして如何に修羅場を潜り抜けてきたのかと、戦ってきた戦場の重さが勝敗を決するのだと語ります。
幾ら練度を上げても、最初は戦場もとい実戦で戦ってきた経験がモノを言うのだという騰。
彼の言葉には重みがあります。
どんなに練習を重ねても練度が上がっても、実戦に勝る経験はありません。
訓練は汗を流すも、実戦は血を流すと言いますからね。
訓練だけでは何の力も得る事は出来ないと言い、真の強さは戦場を戦い抜いてきた、これまでの兵士達の生き抜いてきた兵士が勝つのだと言います。
そしてその中でも飛信隊が最も強いと騰は叫びます!
副将・李信
今回のラストでは飛信隊の李信が副将だと、騰がついに李信を認めてくれました。
秦の行く末を決める戦いにおいて副将を決める事は、国を背負う将軍と認められた事にもなります。
李信が副将になったと知った飛信隊の面々も余程に嬉しいのか思わずざわめきだってしまいます。
副将・李信とコールが鳴り響き、信が副将になったとみんなで喜んでくれます。
そしてその信から告げられる言葉は、自分が天下の大将軍になって歴史に名を刻む事だと告げていきます。
下僕だったと語り、強くなるために、偉くなるために、常に最前線で戦ってきた信。
その言葉には戦い抜いてきた男の確かな言葉があり、その言葉には生き抜いてきた男の台詞がありました。
飛信隊は必ず勝つと言い、勝利を掴むと宣言する信の言葉に、飛信隊は戦意を挙げてきます。
勝利に向けて突き進み決意と共に叫ぶ兵士達。
飛信隊の士気が上がりました!
次回は両雄激突です!
キングダム最新話・第817話の考察
今回の戦はどう戦うのか?
今回はそれぞれの戦の意気込みを図る回となりましたね。
さて次回では両軍激突となってしまいますが、この戦いはどうやって勝つのか?
秦軍の戦略が勝敗を分ける戦いとなりそうです。
ここで考えるのは飛信隊による中央突破となるのではと考えます。
ようは先陣を切って洛亜完と博王谷を狙いにいくと考えれば、確実に倒す事ができると思います。
しかしこれは流石に無謀な作戦になってしまいますよね。
でも今の飛信隊ならば練度の差では韓軍の兵士よりも上になりますから、上手くいけば勝てる見込みはあるでしょう。
突撃での一気呵成で戦を終わらせていくのかと、実に気になるところですね。
飛信隊は無事で済むのか?
飛信隊が戦場を駆け抜けて戦う事になってしまいましたが、飛信隊が勝敗を分けるといった感じですが、はたしてこのまま無事に勝つ事ができるのでしょうか?
相手は十九万人と、とんでもない数の相手です。
それを討ち破り勝つ事ができるのかとなれば、それは容易ではありません。
ここで心配になってしまうのは飛信隊の面々の誰かが戦死するのではと考えられます。
信を守る為に命を落とす可能性もあり得るでしょう。
そうなってしまえば、信の心に大きな傷を残してしまいそうな気がしますが、これまでも多くの人間の死を乗り越えてきましたから、やはり死ぬフラグは避けられないでしょう。
このまま誰も死なずに済んでほしいものです。
騰は無事で済むのか?
死亡フラグと言えば騰にも死亡フラグがビンビンに立っていますよね。
なんかここ最近の騰は何か死に急いでいる感じがします。
しかも今回の戦の前に信を副将として認めてしまうなど、これは何か嫌な気配を感じてしまいます。
これは騰が死ぬ可能性があるのではと考えてしまいます。
何せここ最近の騰は何か、こう死に急いでいるというか、何か死亡フラグみたいなのが見えている感じがするのです。
国の在り方を考えるなど、秦という国の為に自分が成せる事を残そうとしている騰。
この戦いで命を落とすのではと、そんな気配を感じてしまいます。
できれば彼には死んで欲しくはないのですが、はたして生き残れるのかと心配になりますね。
洛亜完と博王谷はどう動くのか?
さて韓側の軍勢も動きが実に気になるところでもあります。
まず現在の韓側は数で圧倒してはいますが、飛信隊みたくに歴戦の戦場を戦い抜いてきた練度の高い兵士は少ないかも知れません。
現に飛信隊みたいに強すぎる部隊なんて稀少ですから、普通にやり合えば間違い無く飛信隊相手に被害が出てしまいます。
ここは上手く飛信隊を分散させる戦い方をするのではと考えられます。
敵の数が多ければ、まずは分散させて各個撃破が最も望ましい戦い方になるでしょう。
下手に正面でぶつかるよりは、数でモノを言わせて飛信隊を分断させていけば、勝てる可能性は大きくなります。
ただし洛亜完と博王谷がそんな手段を用いる可能性は低いので、やはり正面衝突になる可能性がおおきいいでしょうか?
韓国はどうなっているのか?
さて現在も気になるのは韓国の動向です。
秦国の交渉に応じる可能性は今のところ少なそうですが、もしこの戦で洛亜完と博王谷が敗れでもすれば、もはや韓国には後がありません。
そうすれば明らかに韓国側が敗北するのは確定でしょう。
その時に国の存亡を掛けて最後の一人になってでも戦い抜くのかと、追い詰められて行く状態です。
まあそうなる前に騰が使者を寄越し、和平を求める様にするかもしれません。
できれば大勢の被害が出る前に戦を辞めてほしいものです。
しかしそう簡単に戦を止めるわけにもいきませんし、難しい状況なので簡単に決める方法はありませんね。
まとめ
さて今回のお話は戦開始前と、実に迫力のあるシーンが繰り広げられていました。
騰に認められてしまう信が動揺してしまうのも無理はありません。
何せ十六万の軍勢に認められてしまうと、これまでの信の努力が認められたと思えば、実に嬉しいモノです。
完全にやる気を見せてくれる飛信隊の面々。
確かに感慨深いモノがありますね。
今まで色々な戦場駆け巡ってきた歴戦の強者達と、それを認めてくれる騰の言葉はとても重いモノです。
それだけに戦い抜いてきた飛信隊をかってくれているのならば、やる気を見せなければいけない信。
彼ははたして韓軍を退けることができるのか?
次回も気になるところです!